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海外旅行紀行・戯言日記

海外旅行紀行・戯言日記

デュ・プレ

1995年天才チェリスト生誕50年を記念して作られた映像中心のDVDは、良く笑う乙女の様なイメージが良く撮られていましたし、音楽に対する真剣な情熱が感じられました。大きな楽器チェロを女性とは思えない程強く弾き切っている協奏曲も良かったのですが、チェロの存在が目立たない室内楽もなかなかのものでした。

DVDに収録されているベートーベンのピアノ三重奏曲「幽霊」も久しぶりに聴きましたが、バレンボイム、ズーカーマンとの息も掛け合いもぴったりとした名演に聞こえました。

彼女は5フィート9インチ(175cm)、150ポンド(68kg)の大柄な女性らしいのですが、スタイルが抜群に良い精か、そんな偉丈夫(偉丈女?)には見えません。強い音を難なく出せる訳です!

1970年8月、英国BBC放送のライブ録音によるチェロソナタ3番をお聴き下さい!

Beeth

内容は変わりませんが、英文版はこちらです。

ジャクリーヌ・デュ・プレは死後その評価が高まって来る数少ない演奏家の1人です。彼女は1945年1月オクスフォードに生まれ、音楽教育を受けて後1965年ロンドン交響楽団との共演によるエルガーのチェロ協奏曲の録音で一挙にスターダムに上がりました。彼女は心と体と精神を結びつける素晴らしい演奏をする音楽家として賞賛される様になりました。
1967年にはピアニストのバレンボイムと結婚しますが、この結婚は非常に実り多いものとなりバレンボイムとの共演が多くなり、又多くのレコード録音が残されることになりました。
しかしながら、1973年秋、僅か28才の時演奏家にとっては致命的的な多発硬化症が発病してしまいました。時には多少の回復があったようですが病状は段々と悪化し、長い闘病生活も甲斐無く1987年10月42才で残念ながら帰らぬ人となりました。


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